お仏飯の由来は、托鉢にあります。朝起きてすぐに何も食べずに托鉢に出かけ、赴いた先で布施されたお米を帰ってきてから食べることから、お仏飯は朝お供えして、お昼までにはお下げするのが作法となっています。
何時間お供えしなければいけないという決まりは有りません。朝、お供えして、皆さんが朝食をいただき、食後に食器を洗うときにお下げしても構いません。
むしろ、長い時間お仏飯をお供えしたままですと、乾燥してカチカチになりますし、ネズミやゴキブリといった動物が食べに集まることもあります。
お仏壇がそのような不衛生な状態であるのが良くないことは自明の理です。
なお、浄土真宗本願寺派では、お供えするお仏飯は蓮の花の蕾のように盛ります。
簡単なのは、日本酒を頂くときに使うお猪口を水で濡らし、そこへご飯を詰めます。仏器に移せば美しい形の円錐形のお仏飯の出来上がりです。
仏器のサイズに丁度よいお猪口を見つけて下さい。カクテル用のメジャーカップを使ってる人もいます。